02/06/2024
広島を拠点に
岡山や山口へも骨董品の出張買取に伺います
新古美術文大の谷辺です。
骨董品と言っても
ジャンルは色々あるのですが、
私は特に
江戸後期~明治期に作られた作品が大好きです。
幕末の激動の時代を経て
歴史の香りを感じることができるからです。
さて、今回も
お客様からお買取りさせていただいた商品のご紹介です。
明治期の名工
惺々堂 紹美栄祐作
黄銅金工十二支香炉
です。
屋号:猩々堂、銘:紹美
天保10年(1839年)~明治33年(1900年)
京都生まれ
九代金谷五郎三郎に師事して鎚起(ついき)と金属着色を学びました
明治11年(1878年)パリ万国博覧会 銀牌受賞
明治22年(1889年)パリ万博 金賞受賞
上記の他、国内外の博覧会で受賞を重ねました
作品は銅合金の鮮やかな着色とつやが特色です
金属象嵌作品の輸出振興にも尽力されました。
略歴や詳細はこんなところにして、
個人的な感想としては、
久しぶりにここまで素晴らしい香炉を見ました。
金工で作られた細かな十二支を張り付けられた胴体に、
左右に蟲耳、火屋は当然純銀の金工火屋。
さすがとしか言いようが御座いません。
まさに明治期が誇る日本の金工技術。
私、谷辺は個人的に明治金工が大好きです。
大好きなものは当然高く買い取る節があります(笑)
なので、そういえば
お家に何か似たようなものがあったな・・・という方は
是非一度お問い合わせくださいませ。
ひょっとしたら
ガラクタだと思っていたものが
ウン十万と値が付くかもしれません
まずはお電話かLINEでお問い合わせくださいませ。
最後までお読みいただきありがとうございました。