江戸後期の岩谷焼・鞆皿山焼による赤絵「兎と月」かづら通し保命酒徳利は、備後・鞆の浦に伝わる鞆徳利の中でも物語性豊かな一作です。月と兎の赤絵文様に情趣が宿り、かづら通しの実用構造が港町の暮らしを物語ります。図録掲載品として来歴も確かで、骨董陶磁器として高い価値を備えています。