佐藤古岫による鯉図紙本掛軸。備後ゆかりの画系に連なる作として、水中を力強く泳ぐ鯉の姿を端正な筆致で描き、躍動と静寂が共存する構図が魅力です。余白を生かした日本画的表現により生命感が際立ち、吉祥画としても好まれた骨董書画の一幅で資料性も高い作品です。