江戸後期、備後国福山市・鞆の浦で用いられた保命酒徳利。砥部焼や岩谷焼の流れを汲むとされ、窓絵意匠が素朴な胎土に映える一品です。港町に根付く薬味酒文化と交易の広がりを示し、箱付で伝来も明確。地方窯の交流史を物語る骨董酒器として資料性の高い作品です。