江戸後期の老中を務めた備後国福山藩第5代藩主・阿部正精公(阿部棕軒)の短冊書に、備後の書家・藤井松山が画を添え、松島一晃の識箱を備えた由緒ある掛軸です。藩主書と地方文人の合作という点でも興味深く、福山藩文化圏の広がりを今に伝える歴史性と資料価値を兼ね備えた貴重な書画作品です。