備後出身の書家・吉田東里が描き、園木冬扇の識を添えた大黒天図の掛軸です。福徳招来の象徴として親しまれる大黒天を、温雅で格調ある筆致により表現した一幅。地方文人交流の痕跡を今に伝える識箱付作品として、明治期備後文人書画の魅力と蒐集価値を兼ね備えた見応えある資料です。